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第1回メタンハイドレート海洋産出試験に関する論文が高被引用論文として表彰されました

2013年に行われた第1回メタンハイドレート海洋産出試験のシミュレーションに関する論文が、米国化学会(American Chemical Society)の出版するEnergy and Fuels誌において、2017年出版論文の高被引用論文(Top 25 most cited articles in 2017)として表彰されましたのでご報告します。
 
受賞論文の概要:
第1回海洋産出試験のガス・水生産レートの実測とシミュレーション結果を比較することにより、合理的な初期及び絶対浸透率のモデルを構築し、実測とモデルの良好な一致を見ることができました。この結果は、岩相およびハイドレート飽和率を考慮した浸透率決定の指針となりました。また、低飽和率の層が水生産層として働き隔離の対象となることなど、その後の生産計画立案の目安ともなりました。さらに、減圧を長期に延長できた場合、日産9万立法メートル以上のガス生産が期待できることを示し、研究計画の立案に寄与しました。これらの成果は、諸外国のメタンハイドレート研究にも取り入れられています。
 
著者:
 今野義浩(国立研究開発法人産業技術総合研究所、現東京大学)
 藤井哲哉(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
 佐藤明彦(日本オイルエンジニアリング株式会社)
 赤嶺耕也(日本オイルエンジニアリング株式会社)
 内木元義(日本オイルエンジニアリング株式会社)
 増田 昌敬 (東京大学)
   山本晃司(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
 長尾二郎(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
 
タイトル・書誌
 Key Findings of the World’s First Offshore Methane Hydrate Production Test off the Coast of Japan
   :Toward Future Commercial Production
 Energy & Fuels(インパクトファクター3.280), Vol. 31, Issue 3, pp. 2607-2616, 2017.

DOI:  https://doi.org/10.1021/acs.energyfuels.6b03143

 

本プロジェクトは経済産業省資源エネルギー庁からの委託事業として実施されています。

 

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