あいさつ

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メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム フェーズ2プロジェクトリーダー増田昌敬


メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム
フェーズ2 プロジェクトリーダー
増田昌敬(ますだ よしひろ)
東京大学人工物工学研究センター 教授

平成13年度から開始された「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」のフェーズ1が、官民学共同体のメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(通称:MH21)により実施され、平成20年度に終了しました。

フェーズ1では、東部南海トラフ(静岡県沖~和歌山県沖)をモデル海域として地震探査や掘削調査が実施され、開発可能性が高いメタンハイドレート濃集帯の発見、濃集帯探鉱手法の確立、メタンハイドレート原始資源量算出手法の確立など目覚しい成果を挙げることができました。

メタンハイドレート開発に不可欠な生産手法の確立については、室内実験手法の確立とメタンハイドレート生産シミュレータの開発を通して減圧法主体の生産手法を世界に先駆けて提唱し、その理論をカナダ・マッケンジーデルタの永久凍土地帯で実フィールドレベルにおいて実証しました。

以上の成果により、日本はメタンハイドレート開発における世界のトップランナーとして位置づけられるようになり、フェーズ2へ進むこととなりました。これらの成果については、当ホームページで分かりやすく説明していますので、ご覧いただければと思います。

フェーズ2では、日本周辺海域での海洋産出試験の実施を計画しています。この試験は、世界で初めての海洋でのメタンハイドレート産出試験になる予定です。海洋産出試験を通して、生産手法・フィールド開発技術の実証を行うとともに、新しい課題を抽出し、解決していくことがフェーズ2の大きな目的です。

メタンハイドレート開発研究は、ここ10年で目覚しい進歩を遂げましたが、安全で経済的な商業化生産に至るまでには、まだまだ多くの課題が残されています。産官学の連携を強化した新たな体制のもとで、メタンハイドレート商業的産出のための技術整備に向けて一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。

メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムのフェーズ2の動きにご注目いただければ幸いです。